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車査定の時、サンルーフ付きの車は査定額に影響する?プラス査定になる?

オプション装備が充実している車は、プラス査定となりやすい傾向にあります。その点、サンルーフをオプションで装備している場合、プラス査定となるのでしょうか。査定に出す前に、査定額への影響を把握しておきましょう。

そこで本記事では、サンルーフ付きの車が査定額に与える影響について取り上げながら、サンルーフ装備車の査定基準、サンルーフがマイナス査定になるケース、後付したサンルーフは査定上で高評価になるのかなど、詳しく解説していきます。

サンルーフは車の査定でプラス評価されやすい

車の査定基準は、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が定めたものを使用しているケースが大半です。これは、ディーラーや買取業者共通となります。

実際のところ、中古車市場の動向やオートオークションの相場も査定額に反映されるため、査定基準のみで査定額が算出されるわけではありません。とはいえ、JAAIの査定評価は、重要な指標として押さえておく必要があります。

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サンルーフが装着された車の評価ですが、基本的にはプラス評価となるものです。2018年4月1日に査定評価基準が変更されたため、現在は以下の表のとおりとなります。(変更された評価項目は、サンルーフの評価欄並びにクラス分けです)

サンルーフ(電動式)国産車

クラス/年もの 当・1年 2・3年 4・5年 6年~
特・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
70
50
30
20
Ⅳ・軽
30
20
10
0

※パノラマルーフなども上記の基準を使用します
参照:一般財団法人日本自動車査定協会

上記の表の内容を簡単に補足します。まず「クラス」とは車両のクラスのことを指します。排気量ごとに8つに区分(厳密にいうと得はC、B、Aに分かれる)されており、代表的な車種の詳細は以下のとおりです。

特=セルシオ・センチュリー
Ⅰ=クラウン・ディアマンテ
Ⅱ=スカイライン・オデッセイ
Ⅲ=プリウス・レガシィ
Ⅳ=ソリオ・ヴィッツ
軽=軽自動車

続いて「年もの」についてですが、一言でいうと車の年式のことを指します。ようするに、サンルーフの評価は車のクラスと年式によって分かれているということです。

また、1点あたり1,000円換算で査定額が算出されるケースが多いため、不具合や故障がない限り最大で7万円、最低でもマイナス査定となることはないという見方となります。以上の内容からも分かるとおり、サンルーフはプラス評価されやすいオプション装備なのです。

サンルーフの評価に関する補足

サンルーフに関する補足事項がいくつかあるため、要点を以下にまとめました。参考にしてください。

①基本的に、サンルーフはメーカーオプションとなるため、新車を購入する際に取り付けるケースがほとんどです。後付けもできますが、日本国内で後付けするケースはあまりありません。後付けした際の評価に関しては、最後の項で詳しく解説します。

②現在のサンフールは電動式がほとんどとなっていることから、手動式のサンルーフは査定時に評価されません。

③サンルーフにはいくつかの種類があり、自動車メーカーごとで呼び方は異なります。たとえば、ムーンルーフ、パノラマルーフ、スカイルーフなどがありますが、それぞれの機能や特徴は微妙に違うものです。ただし、査定評価の際はすべてサンフールとして扱われます。

④査定評価と中古車相場価格には開きがあります。どういうことなのか、もう少々詳しく見ていくことにしましょう。そもそも、サンルーフを取り付ける際は、追加オプションとして10万円ほど掛かります。

ここで今一度、査定評価の表をご覧ください。たとえば、年式が「当年から1年」で車のクラスがⅢだった場合、70点(約70,000円)となっていることが分かります。つまり、新車同然の車あっても追加オプションの費用を超えるほどプラス査定とはならないのです。

ただし、これは査定評価上の話であって、車種によっては中古車市場で約20万円から約50万円査定額が変わってくることも少なくありません。

ようするに、サンルーフに故障や不具合などがない限り、サンルーフの有無は査定額にかなり影響を与えることがあるのです。

サンルーフがマイナス査定になるケースとは?

前述したとおり、車の査定時にサンルーフが装備されていると、高額査定となりやすいことは事実です。しかし、装備されていてもマイナス査定となることがあります。

たとえば、故障して窓が開かなくなっていたり、周辺のゴムの劣化によって雨漏りをしている場合などが該当します。このような故障がある際は、修理減点として30点マイナスとなってしまうのです。金額にすると約30,000円となります。

サンルーフが装備されているという点で、一旦プラス査定となりますが、加点の点数を加えたあと必ず30点減点されてしまうのです。

また、小さな傷は減点となりませんが、カードサイズ未満の線キズは10点減点、サンルーフの交換が必要となる場合は55点減点です。詳細は、以下の表のとおりとなります。

査定項目 査定区分 減点の区分及び細則/減点
ガラス 標準状態 1.フロントガラスは割れ及び運転上視界を妨げる傷等のないこと
2.リヤガラス、ドアガラス、三角ガラス、サンルーフガラス、トラックのリヤガラスの商品価値に影響を及ぼさない小傷は無減点とする
3.法に接触しないフィルム貼りは無減点とする
その他のガラス リヤガラス、ドアガラス、三角ガラス、サンルーフガラス、トラックリヤガラス
価値減点 カードサイズ未満の線傷 10点減点
交換 1.カードサイズ以上の線傷のあるもの
2.ひび割れ、亀裂のあるもの
サンルーフガラス 55点減点

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

以上のことからも分かるとおり、壊れている場合はマイナス査定を避けることができないのです。では、修理をしてから査定に出した方が良いのかというと、ケースバイケースとなります。

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サンルーフの修理を自分で行った場合、故障の具合や車種によって修理代は異なるからです。簡単な修理であれば1万円前後で済みますが、窓を取り外したり交換を要する場合は10万円前後掛かってしまうこともあります。

そのため、まずは修理工場やディーラーに車を持ち込んで、修理代の見積もりを出してもらうようにしてください。そして、そのあとにサンルーフが壊れた状態で査定を依頼してみることをお勧めします。

ようするに、修理代と修理前の査定額を比較し、自分で修理をしてから査定に出した方が得をするのであれば、査定前に修理に出すようにしましょう。

逆に、修理をした方が損をする場合は、そのまま査定に出した方が良いといえます。

査定前のサンルーフ3つのチェックポイント

愛車を査定に出す前、チェックしておきたサンルーフのポイントは3つあります。要点を以下にまとめましたので、参考にしてください。

スムーズに窓を開閉できるか

ようするに、正常に動くかどうかということですが、動けば良いわけではありません。音がうるさかったり、動作がスムーズではない場合、査定時に故障として扱われることがあります。

サンルーフを使用する機会がほとんどないのであれば、尚のこと査定前にしっかりとチェックしておきましょう。

ガラスの状態を確認する

「サンルーフがマイナス査定になるケースとは?」の項でも触れたとおり、小さな傷はマイナス査定となりませんが、カードサイズ未満の線キズやカードサイズ以上の線キズ、ヒビ、亀裂はマイナス査定となってしまいます。

そのため、天気が良い晴れた日にガラスの状態を確認しておきましょう。また、査定前に車内清掃をする際は、汚れが目立たない程度にサンフールも綺麗にしておくことをお勧めします。

雨の日に雨漏りしていないか確認する

弱い雨であれば雨漏りしないものの、強い雨だと雨漏りしてしまうことがあります。ですから、査定に出す前に強い雨が降っても雨漏りをしないかチェックしておきましょう。

もしも、なかなか強い雨が降らなかった場合は、その他の方法でチェックすることは困難なため、そのまま査定に出すことをお勧めします。洗車中に確認することもできますが、万が一水が車内に入ってきた場合は、車内の掃除が大変な手間となるものです。

そのため、無理をしてまで雨漏り具合を確認する必要はありません。できる範囲でチェックするようにしましょう。

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後付したサンルーフは査定上で高評価になる?

海外では、サンフールを後付けするケースは珍しくありません。しかし、日本ではそれほど多くはないといえます。なぜなら、1995年まで改造車として扱われていた経緯があるからです。

現在は構造変更手続きを行わなくても、サンルーフを後付けできるようになりましたが、多くの人は新車購入時にオプションで装備しているケースが目立ちます。

これまで解説してきたとおり、正常に動くサンルーフが装備されていると、基本的にはプラス査定となりますが、サンルーフを後付けしている場合も同様の評価となるのでしょうか。

結論から先にいいますと、取り付けた時の状況によって査定評価は変わってくるようです。そもそも、サンルーフの取り付けは、それほど難しいものではありません。

車の天井に穴をあけて、サンフールをはめ込んでいくだけだからです。サンルーフの取り付けキットを購入して、自分で取り付けることもできるほど、作業の難易度は低いといわれています。

ただし、雨漏りをしないことが大前提となりますし、取り付け方があまいと大幅なマイナス査定となってしまうものです。つまり、査定で評価されるためには、メーカーの製造工場で取り付けた場合と変わらないほどの技術力が必要だといえます。

プロの業者に依頼した場合、10万円前後の費用が掛かってしまいますが、査定時に少しでもプラス評価としたいのであれば、プロに依頼した方が無難です。

なお、プロに依頼したからといって、必ずプラス査定となるわけではありません。査定評価上、後付けに対するマイナス評価の基準のようなものは設けられていませんが、査定時に厳しくチェックされることは避けられないといえます。

つまるところ、後付けしたサンルーフの査定評価については、実際に査定に出してみるまで何とも言えないところなのです。

以上のことから、サンフールを後付けしている場合は、業者に取り付けを依頼したのか、それとも自分で取り付けたのかを申告し、最低3社から5社の買取業者に査定を依頼するようにしましょう。

高額査定となるかはあまり期待できませんが、複数の買取業者に査定を依頼することで査定額を競合させることが可能です。その結果、サンルーフを後付けしていても、高額で買い取ってもらえる可能性はあるといえます。

自分で複数の買取業者を探すことが手間であれば、一括査定サイトを利用して複数社に査定を依頼しましょう。時間と手間を短縮できるため、大変便利です。

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