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車査定前に洗車や車内清掃をすると査定額はアップする?

本文内で詳しく述べますが、査定前に洗車や車内清掃をしても査定額が大幅にアップすることはありません。しかし、全く何もしない場合、減額されてしまう可能性があります。では、一体どのくらい綺麗にしておけばよいのでしょうか。

そこで本記事では、車の査定前に行う洗車や車内清掃の必要性について取り上げながら、具体的な洗車や清掃方法、洗車や車内清掃以外でプラス査定にするための3つのこと、全く洗車や清掃をしない場合は減額されるのかなど、詳しく解説していきます。

車を査定に出す前に洗車や車内清掃は必要なの?

車を査定に出す前に、洗車や車内清掃をしておいた方が良いのか気になる人は多いようです。
冒頭ですでに述べたとおり、洗車や車内清掃をしても査定額が大幅に上がることはありません。とはいえ、なぜプラス査定とならないのでしょうか。詳しく見ていくことにしましょう。

洗車や車内清掃をしても査定額はプラスにならない?

洗車や車内清掃をしても大幅なプラス査定とならない一番の理由は、査定の評価項目に洗車や車内清掃の有無が含まれていないからです。

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また、買取業者では、車を買い取った後に必ず洗車や車内清掃をしてから再販するため、洗車や車内清掃をそこまで重視していないことも関係しています。

しかし、だからといって何もせずに査定に出してしまうことは考えものです。見た目の印象が良い方が、多少査定額がアップすることは十分にあり得ます。

一方、見た目の印象が悪くてあまりにも汚い場合は、たとえ年式が新しく車のコンディションが良かったとしても、マイナス査定となることがあるのです。

そのため、最低限の洗車や車内清掃は済ませてから、愛車を査定に出すようにしましょう。とはいえ、具体的にどのくらい綺麗にすればよいのでしょうか。事項で詳しく解説していくことにします。

査定時の印象を良くするための洗車・清掃方法とは?

車の査定前の洗車や車内掃除は、あくまでも印象を良くするために行うものです。そのため、わざわざ高額な費用を掛けたり、手間をかける必要はありません。つまり、新車と同じくらい綺麗にする必要はないのです。

この項では、具体的な洗車方法や車内清掃方法について解説していくことにします。

洗車方法

日頃からワックスをかけている場合は、水による洗車のみで問題ありません。ボディやタイヤ、ホイールまで十分に水をかけた後、水垢が残らないように綺麗なタオルで乾拭きするだけで良いといえます。

一方、あまりワックスを掛けていない場合は、洗剤を使って汚れを落としてから水洗いをしましょう。その際、ワックスを掛ける必要はありません。あとは、先ほどと同様に綺麗なタオルで乾拭きして終了です。

自宅で洗車をすることが難しかったり、忙しくて洗車をする時間がない場合は、コイン洗車を利用して車を洗っても問題ありません。

ちなみに、洗車をすると細かな傷や凹みが目立ってしまうことがあります。つい修理をしたくなりますが、修理をしてもそこまでプラス査定とはなることはありません。

修理費用以上に査定額がアップすることはありませんし、逆に修理跡が目立ってマイナス査定となるケースがあるため、そのままの状態で査定に出すことをお勧めします。

車内清掃の方法

査定時にチェックされるのは、フロアマット、シート、ダッシュボード周辺、内窓、天井、トランク内となります。まずは、掃除機でゴミや埃などを吸い取り、ドリンクホルダーなど取り付けているものがある場合は、このタイミングで外してしまいましょう。

それからフロアマットの清掃をします。泥などで汚れていたり、嫌な臭いが染みついていることがあるため、状態に合わせて綺麗に洗うことをお勧めします。

ガソリンスタンドなどにいくと、フロアマット専用の洗浄機がありますので、自分で洗うことが難しい場合は利用してください。

また、フロアマットを洗った後は、天日干しをしながらしっかりと乾燥させるようにしましょう。生乾きのまま車内に戻してしまうと、雑菌などが繁殖して臭いの原因となります。

続いてダッシュボード周辺や内窓ですが、車内用洗剤、窓専用のクリーナー使っても良いですし、重曹を薄めて洗剤のかわりに使っても問題ありません。最後に水に濡らした雑巾を固く絞って、水拭きすることを忘れないようにしましょう。

シート(座席)に関しては、掃除機を使っても良いですし、それほど汚れが酷くない場合は、コロコロを使ってゴミを取り除くだけで十分です。ただし、シミがある場合は、できるだけ取り除くことをお勧めします。

カードサイズ未満のシミ1個あたり、10点減点(約10,000円減点)となってしまうからです。無理をして取り除く必要はありませんが、固形石鹸や水で薄めた重曹を使うと色落ちせずに汚れが取れるはずです。

汚れを取り除く際は、シートが傷まないように軽く叩きながら汚れをかき出してください。最後に乾拭きをして自然乾燥させればシートの掃除は終了です。

なお、最も注意したいのは車内の臭いだといえます。タバコやペットの臭いだけに限らず、芳香剤の独特な香りも40点減点(約40,000円減点)です。換気をしたり無香料の消臭剤を使う他、エアコンの消臭を行うなどして臭い対策をしてください。

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よほど臭いが酷くない限り、車内を綺麗に清掃すれば消臭することはできるはずです。

以上、洗車や車内清掃に掛かる時間は約2時間程度となります。あまりにも車が汚い状態だと、10万円近く査定額が減額されることもあるため、最低限のことは済ませておくようにしましょう。

洗車や車内清掃以外でプラス査定にするための3つのこと

洗車や車内清掃以外でプラス査定とするためには、いくつかのポイントがあります。代表的なものを3つ取り上げながら、詳しく解説していくことにしましょう。

保証書、整備手帳、取扱説明書を揃えておく

保証書、整備手帳、取扱説明書が揃っていると、10点加点(約10,000円)されます。それほどプラス査定とはなりませんが、必ず揃えて提出しましょう。なぜなら、紛失したり汚損や破損がある場合は、大幅な減点となるからです。

参考までに、減点される際の点数を表にまとめました。詳細は以下のとおりです。

車両クラス 1年~5年 6年~
保証書・整備手帳
特・Ⅰ・Ⅱ
40
30
Ⅲ・Ⅳ・軽
20
10
取扱説明書の場合
特・Ⅰ・Ⅱ
5
Ⅲ・Ⅳ・軽
5

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

車のクラスや年式によって点数は異なります。車両クラスとは、排気量ごとの車の区分のことです。国産車は8つ(特は更にC、B、Aに分かれる)となっており、クラスが高くなるほど点数は高くなる仕組みです。

たとえば、標準クラスであるⅢの車(年式は3年落ち)を査定に出した際、保証書、整備手帳、取扱説明書のすべてを紛失していた場合、20点+20点+5点=45点減点(約45,000円)も差し引かれてしまいます。

そのため、査定前に3つの書類が全て揃っているか必ず確認しておきましょう。再発行も可能ではありますが、整備手帳に関しては紛失前の記録を転記することができないため、そのまま査定に出した方が無難です。

ステッカーを剥がしておく

車を購入した際に貼られていた「低燃費達成シール」などは、そのままの状態で問題ありません。剥がした方が良いのは、自分で後から貼りつけたステッカーです。

「赤ちゃんが乗っています」などと書かれたステッカーを貼っている場合は、綺麗に剥がしておきましょう。

車にシールやテープの跡、または接着剤などの跡がある場合は10点減点(約10,000円)となります。ホームセンターなどで、ステッカーを綺麗に剥がすためのグッズが販売されていますので、必要に応じて活用してください。

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純正に戻しておく

たとえば、カーナビやパーツ、ホイールなどを社外製にしている場合、純正に戻すようにしましょう。なぜなら、中古車市場では純正の方が好まれるからです。

社外製の場合、好みが分かれることから、マイナス査定となってしまうことがあります。

ただし、工賃をかけてまで純正に戻す必要はありません。社外製を取り付けたまま査定に出して、純正品は持ち込むようにしてください。

車の洗車や車内清掃を全くしてない場合、査定額から減額される?

「査定時の印象を良くするための洗車・清掃方法とは?」の項で少しだけ触れましたが、車の洗車や車内清掃を全くしていない場合、査定額から減額されてしまうことがあります。

なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか。査定基準を用いながら、詳しく見ていくことにしましょう。まずは以下の表をご覧ください。

査定区分 加減点の区分および細則/加減点
標準状態 1.外外は無傷とする
2.塗装
1)塗色は標準色で、変色、退色及び塗り替跡のないこと
2)泡つぶ、塗装の浮き、さび、テープ類の貼り付け跡、強固な異物の付着がないこと
3)1cm以上の傷、文字、指定色等のないこと
4)みがきを必要としないこと

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

上記は車の外装の標準状態をまとめたものです。標準状態とは、査定の際に基準となる車の状態のことを指します。外装の場合、上記の内容と査定する車の状態を比較し、加減点方式によって査定額を算出しています。

上記の内容で注目したいのは、「みがきを必要としないこと」という点です。つまり、水垢などが目立つ場合は「みがき」が必要となるため、減点の対象となってしまいます。

減点されるといっても5点(約5,000円)ですので、大幅に減額されるわけではありません。ただし、事前に洗車をしておけば防ぐことができますので、やはり査定前の洗車は必須といえそうです。

続いて、内装についても見ていくことにしましょう。内装の標準状態は以下の通りとなっています。

査定区分 加減点の区分および細則/加減点
標準状態 1.内装は規定のものであり、破損、汚れ、シミ等のないこと
2.マット類に衰退、欠品のないこと
3.積載物その他の理由による異臭のないこと

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

注目したいのは、①と③の項目です。汚れやシミ、異臭等があると減点されることが分かります。

では、どのくらい減点されるのかというと、以下の表のとおりとなります。厳密にいうと、さらに細かく分かれていますが、今回は価値加減点の項目のみ抜粋しました。

査定区分 加減点の区分および細則/加減点 減点
価値加減点 価値減点(1台単位)
-
内装部分の傷、シール、テーブル等の跡、ハンガーパイプ等が付いているもの、タバコ、ペット等による異臭のあるものは減点する
-
1.内装部分のキズ
10
2.シール、テープ、接着剤等の跡のあるもの
10
3.ハンガーパイプの付いているもの
10
4.異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの
40
5.ペット等の毛が付着しているもの
40
6.天井、内張り等にタバコのヤニが付着しているもの
40

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

別の項ですでに解説した項目が含まれているため、ここでは詳しく触れませんが、上記の内容を一通り眺めてみるだけでも、車内が汚れていたり悪臭がする場合は、減点されることが分かります。

以上のことからも、車の洗車や車内清掃を全くしてない場合、査定額から減額される可能性は十分考えられるため、査定前に綺麗にしておいた方が無難です。

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