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車買取査定で即決はダメ!その理由と即決を迫られた時の対処法

「できるだけ早く車を手放したい」「交渉事が苦手」「今しかこの価格で買取できませんと言われた」など、様々な事情から即決してしまうことがあります。しかし、車買取査定において即決はかなりの損です。

なぜ、即決をすると損をしてしまうのでしょうか。今回は、車買取で即決を避けた方が良い理由について取り上げながら、買取業者が即決を迫ってくるパターン、即決を迫られた時の対処法など、詳しく解説していきます。

車の買取査定で即決すると安く買取られてしまう?

車の買取査定では、即決すると安く買い取られてしまう可能性が高いといわれています。この項では、まず、買取店が即決を求めてくる理由から詳しく見ていくことにしましょう。

買取店が即決を求めてくる理由って何?

そもそも、なぜ買取店は即決を求めてくるのでしょうか。主な理由は2つあります。以下に詳細をまとめましたので、参考にしてください。

できるだけ安く買い取って利益を確保したいから

例外なく、どの買取店に査定を依頼しても、最初に提示される査定額は相場よりやや低い金額となります。なぜなら、できるだけ安く買い取って、高く売却したいと考えているからです。

交渉を長引かせてしまうと、安値で買い取ることはできません。そのため、「即決してもらえれば、この価格で買い取ります」などと言いながら、即決を迫ることがあるのです。

他社と比較させたくないから

他社と比較されてしまうと、安値で買い取ることはできません。なぜなら、他社よりも値を上げる必要があるからです。

特に、「他の買取業者には、これから査定をお願いする」といった状況の場合、「どの買取業者も同じくらいの査定額になると思いますよ」などと言葉巧みに即決を促し、他社と比較される前になんとか買い取ろうとするケースが目立ちます。

愛車の相場を知らずに査定を依頼する人が多いから

車の価値は、年式などを基準に徐々に下がっていくものです。そのため、査定に出す際に、新車購入価格からかなり値が下がることは理解しているものの、愛車の相場を正しく理解している人はほとんどいません。

【関連】中古車の査定額の決まり方・基準価格の算出方法について

つまり、高く売れるのか、ほとんど値がつかないのか、把握しないまま査定を依頼してしまう人が多いのです。

買取り業者は、このような現状を理解していますので、「車の価値をほとんど理解していない人」に対して安値を提示し、即決を促すことがあるのです。

買取店が即決を求めてくるパターンについて

買取店が即決を求めてくるパターンは、いくつかに分かれています。代表的なパターンを3つ取り上げながら、詳しく見ていくことにしましょう。

人気車だということが分かっており高く売れる場合

需要がある車は、利益率が高めです。たとえば、コンパクトカーや軽自動車などの人気車、コアなファンが多い車は、高値で転売できることから、買取業者としては、ぜひ買い取りたいと考えています。

人気があって、すぐに買手が付くから買い取りたいという理由もありますが、どちらかというと利益につながりやすい車だから買い取りたいと考える傾向にあるのです。そのようなときに、即決を迫って他社に車を取られないようにすることがあります。

他社と比較されている場合

買取業者が中古車の相場をチェックする際は、オートオークションの相場を参考にしています。そのため、査定額の下限額と上限額は、相場を基準として大体決まってしまうものです。

査定をする際は、この相場よりもやや低い金額からスタートしますが、他社の査定額と比較された場合、ジリジリと車の査定額を上限までアップさせなければなりません。

当然のことながら、買取業者の利益が少なくなってしまうため、できるだけ他社と比較されなくないものです。

そのため、他社と比較されて査定額の上限額に近づく前に、即決を迫ることがあるのです。

近い将来、相場が変動する可能性が高い場合

フルモデルチェンジが決まっていたり、中古車の需要が少なくなる時期(特に11月から翌年1月くらいまで)が近かったりすると、中古車の値が大きく下がることがあります。

そうなると、買取業者は転売しづらくなり在庫を抱えることにつながるため、需要があるうちに買い取って転売しようとするのです。このようなケースに当てはまる場合、即決を迫ることがあります。

【関連】車の査定額が高くなる時期はいつ?1~3月と9~10月のタイミングが狙い目!

即決を迫られた時の4つの対処法

買取業者に即決を迫られた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。代表的な対処法を3つご紹介しますので、詳しくみていくことにしましょう。

猶予期間をもらう

先に触れたとおり、買取業者が即決を迫る際、査定額は最高値の状態ではないケースが大半です。そのため、一旦、猶予期間をもらい、同時に査定額の引き上げをお願いしてみましょう。

ほとんどの場合、2日から3日ほど猶予期間がもらえる他、あと数万円程度は値上がりするはずです。

このときに、「今決めないと、この価格で買い取ることはできない」と言われることがありますが、このタイミングで即決しないようにしましょう。

なぜ猶予期間を貰うのかというと、主な理由は3つあります。ひとつは、冷静な判断をするためです。優良な業者の場合、即決を促すことはまずありません。

これまでお伝えしてきた通り、即決をしてもメリットはないため冷静になる時間が必要だといえます。

2つ目は、他社の査定額と比較する時間を確保するためです。他社の査定額と比較しないことには、愛車の正しい相場は分かりません。

中古車の査定基準はどの業者も同じですが、その査定基準を使って車をどのように評価するかは、業者ごとで異なります。

このような事情もあることから、猶予期間をもらいその間に査定額を比較した方が高値で買い取ってもらいやすくなるのです。

3つ目は、猶予期間中に他社の査定額と比較することを伝えて、高値を提示してもらうためです。先に触れた通り、最初から高値を提示する買取業者はいません。

他社の査定額と比較されてしまうと、当然のことながら値を上げるしかなくなります。そのため、敢えて猶予期間を設けて、その間に値上げを依頼することで、難しい交渉をしなくても高値を提示してもらいやすくなるのです。

ちなみに、猶予期間は買取業者ごとで様々です。一般的に3日から1週間前後となりますが、査定前に確認しておいた方が無難だといえます。

査定を依頼する前の段階で即決しないことを伝える

意外と忘れがちなのですが、車の査定を依頼する前に即決しないことを伝えておきましょう。その際のポイントは、近日中に売却するものの、即決はしないことを伝える点にあります。

なぜ、上記の内容を伝える理由は次の2つです。ひとつは、近日中に車を売る意思があることをアピールできるから。

もうひとつは、即決しないことを最初に明言しているため、業者としてはあまり強く即決を迫ることができなくなるからです。

中古車の相場は日々変動するため、査定日から日数が経過してしまうと、例外なく再査定となります。このような事情から、保証期間内に車を売却する気持ちがあることを伝えた方が、買取上限額に近い金額を提示してもらいやすくなるのです。

また、併せて即決しないことを伝えているわけですから、よほどの悪徳業者ではない限り、即決をしつこく迫ることはありません。

自分に決定権がないことを伝えておく

たとえば、結婚している方の場合、「奥さんに確認しないと決められない」などと伝えておくことによって、即決を回避しやすくなります。

もしくは、決定権は自分にあるけれど、一応、家族に意見を聞く必要があると伝える方法も得策です。

上記の内容を先に伝えておくことによって、万が一断ることになった場合でも、「家族から猛反対された」と言えば、それ以上契約を迫られることはありません。

専門機関に相談する

国民生活センターには、毎年一定数の「中古車買取」に関連する相談が寄せられています。即決を迫られて断ることができないといった相談も、その中のひとつです。

どうしても上手く断ることができない場合は、国民生活センターに相談しても良いですし、もしくは専門の相談機関に問い合わせてみましょう。

おすすめは、JPUC車売却消費者相談室です。車買取に関連する消費者トラブルを専門に扱う団体ですので、具体的な断り方などをアドバイスしてもらうことができます。

ただし、平日の9時から17時までしか営業していないため、できるだけ早めに問い合わせるようにしましょう。

車査定を依頼するときは複数の業者の相見積りが鉄則

本題に入る前に、ひとつ資料をご覧ください。こちらは、「中古車販売店や買取専門店に愛車を売却する際に重視したポイント」のアンケート結果です。

※複数回答、有効回答数:1,400
参照:ズバット車買取比較

ご覧のとおり査定額が最も多く、次いで、担当者の対応、信頼性もそれなりに重視していることが分かります。

これらのポイントを押さえながら、自分で査定業者を探すことも可能ですが、そのときに1社だけに依頼してしまうと、比較のしようがありません。

そこでお勧めなのが、複数の買取業者に査定を依頼する方法です。何度も触れたとおり、買取業者が最初から高値を提示することはありません。複数の業者を競合させることにより、徐々に値を吊り上げることができるのです。

【参考】車の査定で相見積もりは必須!最低3社の見積もりを比較しないと損します

競合させなかった場合、かなり安い値で車を売却することにつながるため、競合させることは必須といえます。

買取業者としては、最初に提示した査定額以上の額を提示しなければ、他社に顧客が取られてしまうわけですから、査定額を値上げするしかない状況となるのです。

なお、自ら複数の買取業者を探すことは手間が掛かりますので、ぜひ一括査定サイトを利用しましょう。

複数の一括査定サイトがありますが、その中から使い勝手が良く、多くの買取業者が登録しているサイトを選んでください。

複数のサイトを利用すると、同じ業者に査定を依頼することに繋がりやすいため、どこか1サイトのみで十分です。

車の状態や需要、居住地域によって査定してもらえる業者の件数は変動しますが、最大10社ほどに査定を依頼することができます。

一括査定サイトを利用して、複数の買取業者を競合させることで、数万円から10万円以上査定額が変わることもあるため、積極的に利用しましょう。

【参考】車一括査定を利用する際の注意点とメリット、デメリットを徹底解説

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