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車の査定額が下がる原因を徹底解説 - 車の価値の下がり方について

車の査定額が下がってしまうことには、必ず原因があります。できるだけ高く愛車を売却するためにも、今のうちに査定額が下がる原因について把握しておきましょう。

そこで今回は、車の査定額が下がる原因を5つ取り上げて解説ながら、併せて車の価値の下がり方についても詳しくみていくことにします。

車の査定額が下がってしまう5つの理由

愛車を査定に出した際、査定額が下がってしまうことには理由があります。その理由さえ事前に押さえておけば、高額査定も難しいことではありません。

ただし、査定時のチェック項目は50カ所以上といわれているため、すべての項目をプラス査定にすることは困難です。

【関連】中古車の査定額の決まり方・基準価格の算出方法について

そこでこの項では、車の査定額が下がってしまう5つの理由について取り上げながら、最低限押さえておきたいポイントについて、詳しく見ていくことにしましょう。

売却先の選定を間違えてしまった

まず先に触れておきたいのは、「高額査定を期待するのであればディーラーに売却することを避けた方が良い」ということです。参考までに、以下のグラフをご覧ください。

参照:ズバット車買取比較(2015年調査)

上記のグラフは、車一括査定サイトを運営する「ズバット車買取比較」が調査した「車買取会社とディーラー下取りの査定の比較」をまとめたものです。

圧倒的に車買取業者の査定額の方が高いことが分かります。なぜ、ディーラーの下取りの方が査定額が下がってしまうのかというと、以下のような理由があるからです。

中古車の相場やオートオークションの相場は査定額に反映されていないから
そもそもディーラーは新車販売がメインだから
ディーラーの下取り査定にはプラス査定がないから

つまり、少しでも査定額を上げるためには、買取業者への売却を検討した方がよいのです。

【参考】ディーラーの下取り価格は買取よりも安い?本当なのか調べてみた!

売却する時期を誤ってしまった

中古車の相場は常に変動しているものです。そのため、売却時期を誤ってしまうと、査定額は下がってしまいます。

一般的に、買取業者の場合はオートオークションの相場をみながら査定額を調整しているため、オートーオークションの相場が下がっているときは高値が付きづらいのです。

オートオークション相場の変動に関しては、以下のグラフを参考にすることで、おおよそ予測することができます。

参照:USS

上記のグラフは、中古自動車のオークションを運営しているUSSが発表したデータです。ご覧のとおり、3月、4月、8月、1月、12月辺りにオークション価格が下落していることが分かります。

つまり、これらの時期に車を売却してしまうと、安値で買い叩かれてしまうケースが多いのです。

【参考】車の査定額が高くなる時期はいつ?1~3月と9~10月のタイミングが狙い目!

極度に車が汚れていた

外装や内装が多少汚れている程度であれば、許容範囲としてマイナス査定になることはありません。しかし、あまりにも汚い場合は、査定額から減額されてしまいます。

特に注意したいのは、ニオイです。ペットやタバコの臭いはマイナス査定となるため、事前に消臭対策を施しておく必要があるのです。なお、外装についてはワックス洗車をする必要はないものの、水洗い程度は済ませておいた方が良いといえます。

【参考】車の査定時に内装が汚いとマイナス査定になる?査定時に見られるポイント

メンテナンスを怠ってきた

車をこまめにメンテナンスしていないと、気が付かないうちに至るところに不具合が見られるようになります。査定士は、このような細かな不具合も査定時に見逃しませんので、大幅な査定額ダウンとなることがあるのです。

日頃から車を大切にしてきたのであれば、特に気にする必要はありませんが、売却するときだけに限らず、普段から定期的にメンテナンスしておいた方が査定額アップにつながります。

査定時の交渉に失敗してしまった

高値で売却するためには、3社から5社に査定を依頼し、すべての買取業者から査定額が提示された段階で競合させることがポイントとなります。

しかし、1社にしか査定を依頼していなかったり、即決を迫られて交渉できずにそのまま契約してしまうと、安く買い叩かれてしまうものです。

そもそも、買取業者はできるだけ安く車を買い取りたいと考えているため、交渉に失敗すると損をするケースが多いといえます。

【関連】車買取査定で即決はダメ!その理由と即決を迫られた時の対処法

車の価値ってどんなふうに下がるものなの?

車の査定額は、車そのものの価値が下がることでも下落してしまうものです。この項では、車の価値の下がり方について詳しく見ていくことにしましょう。

年式の古さによる査定額のダウン

年式が古くなると査定額が下がることは、なんとなく想像できるものです。ただし、どのようにして下がっていくのかは、あまり知られていません。

実は、1年あたり〇円といった下がり方をするわけではなく、割合によって下がっていく仕組みとなっています。

300万円の新車を購入したと仮定し、6年間の間にどのくらい価値が下がるのか見ていくことにしましょう。まずは以下の表をご覧ください。

経過年数 値下がり額 価格
1年 300万円 × 30% = 90万円
210万円
2年 210万円 × 30% = 63万円
147万円
3年 147万円 × 30% = 44.1万円
102万9千円
4年 102万9千円 × 30% = 30万8,700円
72万300円
5年 72万300円 × 30% = 21万6,090円
50万4,210円
6年 50万4210円 × 30% = 15万1,263円
35万2,947円

一般的なお話となりますが、年式による下落の割合は、1年あたり30%程度だといわれています。

つまり、新車購入から1年経過すると90万円の下落、2年経過すると63万円の下落といったように、年式が1年古くなるたびに30%ずつ価値が下がっていくのです。

新車購入から1年~2年ですぐに売却することは、あまり現実的なお話ではありませんが、年式による車の価値の下がり方を把握した上で、早めに手放した方が良いことはいうまでもありません。

【関連】車の売り時はいつ?何年目に売却するのがお得?最適なのは3年・5年・10年?

走行距離による減額の仕組みについて

車の査定基準の中には、走行距離による評価項目が設けられています。実際に査定額を算出する際は「基本価格×加減率」という計算式を使用して加減点を算出し、査定額を決めていく仕組みです。

なお、基本価格は買取業者ごとで異なるため、一律で決まっているわけではありません。走行キロ加減率に関しては、日本自動車査定協会が定めた適用表を使用します。事例を用いながら、実際にどのくらい減額されるのか見ていくことにしましょう。

事例) 適用表の種類:乗用車、ワゴン、オフロードタイプ(Ⅱ・Ⅲクラス)
※Ⅱクラスはスバルのレガシィなど、Ⅲクラスはトヨタのプリウスなどが該当します

基本価格:1,000千円
車の使用経過月数:33~36カ月
走行距離:3.5万km
加減率:-4%(適用表に記載されている数値)

上記の内容だった場合、「1,000千円×-4%=-40」となります。つまり、走行キロ加減点はマイナス40点ということです。

車の査定時は、1点あたり1,000円換算(買取業者によって異なる)ケースが多いため、査定額から約40,000円減額されることになります。

査定額がどの程度下がるかは、車の使用経過月数と走行距離によって異なりますが、1年あたり1万kmを目安としておけばマイナス査定となることはほぼありません。

【関連】中古車は走行距離によって査定額が変わる!1年1万キロが目安

モデルチェンジによる査定額の変動について

モデルチェンジの影響を受ける車の種類は、軽自動車、コンパクトカー、ハイブリッド車などがあります。

なぜなら、乗り替える人が増えるからです。特にエコカーに該当する車がモデルチェンジをすると、旧モデルは大幅に下落するケースが目立ちます。

モデルチェンジの影響を受けにくいのは、スポーツカーや高級車ですが、全く影響を受けないわけではありません。新モデルの評判が良かった場合は、モデルチェンジによる影響を受けることがあります。

また、商用車として利用されているワンボックス、低価格のワゴンなどもモデルチェンジによる影響を受けにくいといわれているものの、モデルチェンジ後に「最新の排ガス規制適用」となった場合は注意が必要です。

旧モデルが排ガス規制に抵触し、車検に通らなくなることがあるため、買取可能な業者が限定されて査定額が大幅に下落するケースがあります。

市場に出回る台数と車の査定額との関係について

基本的に、市場に多く出回っている車は、査定額が低くなる傾向にあります。ただし、軽自動車やコンパクトカーをはじめとした人気車や、コアなファンが多い車種は、それなりの台数が出回っていても高く売れるため、高値がつくことも少なくありません。

また、最近の傾向としては、年式が古い80年代から90年代の車が高く売れるようです。これは、当時の車の台数があまり市場に出回っていないことや、法律などの絡みから同じ車を生産できない状況にあることが関係しています。

ようするに、市場に出回る台数と車の査定額との関係については、以下のポイントを押さえておけば問題ありません。

原則、市場に多く出回っている車種は高値が付きにくい
市場に多く出回っている車種でも需要があれば高く売れることがある
年式が古いなど査定額が低くなりがちな車でも、市場に出回っておらず需要がある場合は高く売れることがある

競合車リリースによる査定額の変動について

愛車と似たような価格、ボディタイプ、装備などの同タイプの車(競合車)が新しくリリースされた場合、愛車の買取価格は大幅にダウンすることがあります。ただし、競合車によって異なるため、一概に査定額が下がると言い切ることはできません。

最低限押さえておきたいポイントを4つ以下にまとめましたので、参考にしてください。

競合車が人気ジャンルの車種だった場合は注意が必要

2018年現在、ハイブリッドカーやコンパクトカーは圧倒的な人気があります。そのため、フルモデルチェンジ、後続車種が市場に登場した場合、買い替える人がかなり増える傾向にあるのです。

そうなると競合車の旧モデルが中古車市場に溢れてしまうため、いざ愛車を売却しようと思っても、あまり値が付かないか大幅に査定額が下がることがあります。

リリースとともに注目を集めた車種も注意!

2番手や3番手の位置で一定の需要がある車種の場合、低燃費を実現したり安全性能がアップしたりなど、注目を集めるような改良が加えられてリリースされた場合、買い替え需要が高まることがあります。そうなると、①と同様に、査定時にあまり値が付かないことがあるのです。

ワンボックス車は市場を独占している車種のモデルチェンジのみチェック

たとえば、ハイエースやキャラバンは、ワンボックス車の国内市場を独占している状況です。そのため、この2つの車種のモデルチェンジは注目しておいた方が良いものの、その他の車種に関しては余程のことがない限り気にする必要はありません。

オープンカーなどの特殊な車は流行に左右されやすい

オープンカーなどの特殊な車種の場合、競合車がリリースされたからといって、愛車の査定額が下がるとは限りません。

ただし、一気に注目を集めて乗り替え需要が高まると、中古車市場が過剰気味となるため、査定額は下がりやすくなります。また、リリースされた競合車があまり流行らなかったとしても、車種によっては査定額がやや下がる傾向にあるようです。

そのため、近い将来、該当する愛車を売却することを考えているのであれば、早めに競合車の情報をリサーチしておくことをお勧めします。

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