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車査定の時、スタッドレスタイヤは査定額に影響する?

2017年までは、スタッドレスタイヤが査定額に影響を与えることはほとんどありませんでした。しかし、2018年になってから査定基準が変更されたため、今までとは状況が異なっています。これから愛車を査定に出す際は、基本的な情報を押さえておきましょう。

そこで本記事では、スタッドレスタイヤが査定額に与える影響について取り上げながら、スタッドレスタイヤの溝は車の査定に影響するのか、通常のタイヤに交換してから売却した方がよいのかなど、詳しく解説していきます。

スタッドレスタイヤは車の査定に影響するの?

車の査定を行う際は、「一般財団法人日本自動車査定協会」が定めた査定基準を使用しますが、2018年4月1日に加減点の基準が変更されました。

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それまでスタッドレスタイヤは評価項目にありませんでしたが、新しい査定基準では地域性を考慮するという条件付きで「スノータイヤ、スタッドレスタイヤ」の項目が加えられたのです。

そのため、条件はあるものの、今後スタッドレスタイヤは車の査定に影響するといえます。では、どのような箇所が評価されるのかというと、主に「タイヤの溝」「タイヤのインチ」がチェックされます。

北海道や東北地方など積雪のある地域では、スタッドレスタイヤが査定に影響すると考えられますので、正しい情報を把握しておくようにしましょう。

スタッドレスタイヤの評価は売却時期によって変わる?

基本的には、雪が降り始める10月から11月にかけてが、スタッドレスタイヤを売却するベストタイミングだといえます。なぜなら、このあたりの時期は、最もスタッドレスタイヤが売れる時期だからです。

一方、標準のタイヤで走行できる時期の場合、スタッドレスタイヤはそれほど高く売れません。どちらかというと、この時期は通常タイヤの方が売れるため、スタッドレスタイヤの評価がやや低くなってしまう可能性があります。

とはいえ、最終的な判断は、地域性や買取業者によって分かれるため、一概に言い切ることはできないといえそうです。

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スタッドレスタイヤの溝は車の査定に影響するの?

前述したとおり、2018年4月1日に査定基準が変更されたこともあり、スタッドレスタイヤの溝が査定に影響を与えるようになりました。具体的な内容は、以下の表のとおりです。

タイヤ1本あたりの加減点

残り溝5mm未満 残り溝5mm以上 残り溝8mm以上
17インチ以上
25
0
+6
16インチ
17
0
+5
15インチ
13
0
+4
14インチ
10
0
+3
13インチ以下
9
0
+2

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

簡単にいうと、残り溝が5mm以上が標準状態とされており、プラスマイナス0査定となります。つまり、査定額に影響を与えることはありません。影響があるのは、残り溝5mm未満もしくは残り溝8mm以上のケースです。

たとえば、15インチのタイヤの残り溝が8mm以上あった場合、以下の計算式によって査定額は算出されます。なお、1点あたり1,000円換算(業者によってやや異なる)となるケースが多いため、今回は1,000円換算で計算をしました。

4点×4本=16点(16点×1000円)16,000円

ようするに、標準クラスの車(クラスⅢ:プリウスやアコードなど)だと、16,000円査定額がアップするということです。

ここでいう標準クラスの車についてですが、査定時は車の排気量ごとに車種を8つのクラス(国産車の場合)に分類しており、その中で標準とされる車はクラスⅢとなっています。

クラスⅢを基準としてクラスが上がったり下がったりする場合は、それぞれのクラスの係数を掛けて加減点を算出する仕組みです。

たとえば、クラスⅡの係数は1.2であることから、上記の例でいうと以下のように計算をして査定額を算出します。

16点×1.2=19.2点(小数点以下第一位は四捨五入)
19点×1,000円=19,000円

このように、クラスが上がると査定額はアップするのです。逆に、クラスが低いと査定額は標準クラスよりもやや下がります。

以上がプラス査定の場合の計算方法と査定額の概要ですが、残り溝5mm未満でマイナス査定となる際は、査定額からそれなりの金額が差し引かれてしまうものです。たとえば16インチの場合は、以下のとおりとなります。

17点×4本=68点(68点×1000円)68,000円

上記のとおり、68,000円減額となってしまうのです。かなりの金額が差し引かれることになるため、新しいスタッドレスタイヤと交換したくなりますが、上記のとおり溝が8mm以上だったとしても、タイヤの購入費用や交換費用を上回るほどプラス査定とはなりません。

つまるところ、購入費用や交換費用の方が高くつくため、そのまま査定に出しましょう。また、
スタッドレスタイヤの寿命は3年ほどといわれています。

たとえ溝が8mm以上残っていたとしても、3年以上経過していると査定時に評価されることはほぼありません。

上記のように基準は設けられているものの、タイヤの状態や使用年月によって査定時の判断は異なるケースが多いのが現状なのです。

スタッドレスタイヤは通常のタイヤに交換してから売却すべき?

車を査定に出す際、スタッドレスタイヤは通常のタイヤに交換してから売却した方が良いのでしょうか。この項では2つのケースを取り上げながら、詳しく見ていくことにしましょう。

通常のタイヤが手元にないケース

通常のタイヤが手元にない場合は、スタッドレスタイヤのまま査定に出しましょう。新しいタイヤを購入して付け替えても、購入費用や交換費用を上回るほど査定額がアップすることはありません。

参考までに、国産車の通常タイヤの査定基準を以下の表にまとめました。

残り溝mm
インチ スペア欠品
()内アルミ
1.6mm未満 1,6mm以上 5mm以上 ホイール交換
()内アルミ
19以上
- (82)
35
0
+8
- (47)
18
- (68)
30
0
+7
- (38)
17
- (57)
25
0
+6
- (32)
16
27(46)
17
0
+5
10(29)
15
22(36)
13
0
+4
9(23)
14
18(31)
10
0
+3
8(21)
13以下
16(29)
9
0
+2
7(20)

参照:一般財団法人日本自動車査定協会

上記のように、タイヤのインチにかかわらず、溝がかなり残っていてもほとんどプラス査定にはならないことが分かります。

なお「通常タイヤがない場合はマイナス査定となる」といった車の査定基準はありません。そのため、スタッドレスタイヤの状態が、査定額に反映される流れとなります。

通常のタイヤが手元にあるケース

通常のタイヤが手元にある場合、対処法は2つあります。

冬場はスタッドレスタイヤを装着したまま通常タイヤを持ち込む
夏場は通常タイヤに履き替えてスタッドレスタイヤを持ち込む

以上が主な対処法です。ただし、注意点があります。持ち込みをするタイヤの溝(通常タイヤは1.6mm未満、スタッドレスは5mm未満)がマイナス査定の対象となる場合、持ち込みをしても意味はありません。

ただし、ディーラーなどで車を購入する場合で、尚且つ下取りに出す際は、タイヤの処分を引き受けてもらえることがあります。事前に相談しておきましょう。

また、②に関してですが、通常のタイヤの溝が1.6mm未満となっている場合は、履き替えずにスタッドレスタイヤのまま査定に出してください。

通常タイヤのまま査定に出してしまうと、大幅なマイナス査定となってしまいます。

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スタッドレスタイヤは、タイヤの買取店で売却するのが一番お得になる!

購入から3年経過していない新しいスタッドレスタイヤは、タイヤの買取店に売却する方法が一番お得です。具体的な売却方法は、以下の通りとなります。

タイヤ専門店に売却する

中古のタイヤを専門で販売するお店では、買取も行っているケースが目立ちます。そのような店舗にスタッドレスタイヤを持ち込むと、車の査定に出したときよりもタイヤが高値で売れることがあるのです。

中古のタイヤ専門店はいくつかありますので、できるだけ高く売却したい場合は、いくつかのお店に査定をしてもらいながら、最も高く売れる店舗に売却してください。

なお、ネットオークション経由で売却する方法もありますが、慣れていない場合は手間が掛かってしまうものです。

あくまでも個人売買となるため、配送業者の手配や発送準備などを自分で行う必要がある他、クレームがあった際は自ら対応しなければなりません。

タイヤ専門店以上の高値で売却できることもありますが、ネットオークションに慣れていない方にはお勧めしません。

車の部品・パーツで査定額に影響するものとは?

車の部品やパーツで査定額に影響を与えるものはいくつかあります。まずは、プラス査定となりやすい代表的な部品やパーツから、詳しく見ていくことにしましょう。

純正のカーナビ
社外製でもプラス査定となることはありますが、基本的には純正のカーナビの方が評価されやすくなっています。ただし、カーナビ市場は変動が激しいため、購入して3年を超えてしまうとあまり値はつきません。
純正のパーツ
エアロパーツの査定項目はありませんが、純正で人気の高いパーツが装備されている場合は、プラス査定となることがあります。
サンルーフ
サンルーフが付いており、特に故障などがない場合は、高額査定となることがあります。ただし、後付けのサンルーフは、状態によって評価が分かれるため必ずプラス評価となるわけではありません。その点だけ注意しましょう。

以上、共通しているのは「純正」だということです。社外製は好みが分かれることもあり、中古車市場において社外製はあまり評価されないケースが目立ちます。そのため、少しでも査定額を上げたい場合は、純正品の部品やパーツを揃えておきましょう。

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もしも社外製と交換しており、純正品を保管している場合は、純正品を持参してそのまま査定に出すようにしてください。

なお、2018年時点では、安全装備が充実している車が高く売れることから、査定に出す前に愛車の装備状況を一通りチェックしておきましょう。

無いとマイナス査定となる代表的な部品・パーツについて

装備されていないとマイナス査定となる部品・パーツの代表例は以下の通りとなります。参考にしてください。

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純正のオーディオ類(ラジオ、CD、メモリー対応など)

そもそも、純正のオーディオ類(ラジオ、CD、メモリー対応など)は、全車種、全クラス共通でプラス査定がありません。ただし、欠品の場合は20点減点されます。その他、オーディオデッキから取り外してネジ穴などが開いている場合は5点減点です。

純正のカーナビ

純正のカーナビを取り外して欠品している場合は、実費減点となります。

純正の応急用タイヤ(スペアタイヤ)

純正の応急用タイヤが欠品している場合は、1本15点の減点となります。

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