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車の査定額の有効期限・期間は、最短で当日、最長でも2週間程度

車の査定額には有効期限が設けられています。買取業者ごとで有効期限は異なっており、最短で当日、最長でも2週間程度が目安です。そのため、車を売却するタイミングを考えながら、査定を依頼する必要があります。

そこで今回は、車の査定額の有効期限、期間について取り上げながら、そもそもなぜ買い取り額には有効期限が設けられているのか、買取金額の有効期限が切れた場合はどうなるのか、買取査定価格と下取り査定価格の有効期間に違いはあるのかなど、詳しく解説していきます。

買取金額の有効期限は、最短で当日、最長でも2週間程度まで!

買取業者に車を売却する場合、提示された価格に有効期限が設けられているケースがほとんどです。一般的なお話となりますが、最短で当日、最長でも2週間が限度となっています。

査定を依頼した際、査定士から「〇日までなら提示した金額で買い取る」といった話がありますので、それが買取金額の有効期限と捉えて問題ありません。

万が一、有効期限を提示してもらえなったときは、直接確認するようにしましょう。買取業者の場合、例外なく買取金額には期限があるものです。査定日から1カ月以上経過してしまうと、同じ金額で買い取ってもらえることはありません。

買取期限に関しては、買取業界でルールが設けられているわけではないため、買取業者によって異なります。

買取業者の公式Webサイトでは案内されていないケースがほとんどですので、直接確認した方が間違いありません。

なぜ買取金額には有効期限が設定されているの?

なぜ、買取金額に有効期限が設定されているのかに関しては、いくつかの理由があります。主な理由は3つありますので、順番に見ていくことにしましょう。

オークション価格に変動があるから

買取業者の多くは、買い取った車をオークションに出品しています。オークションは全国で開催されていますが、地域単位でみると1週間に1度という周期で開催されているものです。

つまり、翌月になって車の価格が10万円前後下がるといったケースは珍しくないといえます。参考までに、以下のグラフをご覧ください。

上記のグラフは、オークション相場の平均額をまとめたものです。月によって車の相場が変動していることが分かります。

【関連】車の査定額が高くなる時期はいつ?1~3月と9~10月のタイミングが狙い目!

たとえば、2月の末に査定をしてもらい、3月末になってからようやく売却する場合、10万円近く相場が下がってしまうものです。どのくらい金額が変わるのかは、個々の状況によって異なります。

年に2回ほどある繁忙期に売却することになった場合は、前回の査定額よりも高値で売れることもありますが、そのようなケースはそれほど多くはありません。

このような事情があることから、買取業者は有効期限を設定して、オークション相場と乖離しないように調整しているのです。

モデルチェンジ

車種によっては、数年単位でモデルチェンジが行われることがあります。モデルチェンジ後、旧モデルの車の相場は下がってしまうケースが多いため、買取金額の有効期限を短めに設定している側面もあるのです。

また、ライバル車のモデルチェンジの影響から、車の相場が下がることもあるため、事前に確認しておく必要があります。場合によっては、20万円ほど相場が下落することも少なくありません。

ようするに、前述した中古車相場の変動だけが影響しているわけではなく、モデルチェンジによる相場の下落も踏まえた上でリスクヘッジをするために、できるだけ短い有効期限を設定しているのです。

事故に遭ったり故障するリスクがあるから

査定日から売却するまでに間が空きすぎてしまうと、事故に遭ったり故障するリスクが高くなります。数日から2週間程度であれば、余程のことがない限りそのようなことは起きないため、査定金額の有効期限を短めに設定しているのです。

また、有効期限に関係なく、査定をした後に何らかの故障があったり、事故で車に傷がついた場合は、再査定となって提示された査定額が減額されることがあります。

【関連】車の修復歴や事故歴は査定に影響する?事故車や修復歴ってどう違うの?

買取金額の有効期限が切れた場合はどうなる?

結論から先にいいますと、もう一度査定をしてもらうことになります。同じ査定金額で車を売却することはできません。つまり、時間の経過による査定金額の低下は、避けることができないのです。

再査定時に費用が掛かることはないため、その点は心配いりませんが、高値で売却したいのであれば改めて3社程度に査定を依頼して競合させる必要があります。ですから、余計な手間と時間が掛かるということです。

【関連】車の査定で相見積もりは必須!最低3社の見積もりを比較しないと損します

なお、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。一部の買取業者では、査定日から日数が経過していることを理由に、大幅な減額をしてくることがあるようです。

これまで解説してきたとおり、時間の経過による減額があることは事実ですが、相場以上に減額することは「悪徳業者の手口」のひとつだといえます。

そのため、有効期限切れによる再査定を受ける際は、1社だけに限らず他の買取業者にも査定を依頼して査定金額を比較するようにしましょう。その際、極端に低い査定額を提示された場合は、別の買取業者に売却することをおすすめします。

また、このような有効期限切れを避けるためにも、査定の際に必ず期限を確認することや、あらかじめ車を売却する日にちを決めておくようにしましょう。

査定当日に売却すると買取金額が高くなるってホント?

査定当日に車を売却すると、買取金額が高くなることはあります。「今日売却したらこの価格で買い取ります」といったセールストークは、どのような買取業者でも使っているものです。

なぜ、当日売却は高値で買い取ってもらえることがあるのかというと、それには理由があります。詳しく解説する前に、買取額に関する一般的な考え方について触れておくことにしましょう。

そもそも、買取業者が最初に提示する金額は、相場より低めに設定されているものです。つまり、最初から高値を提示することはほとんどありません。

できるだけ安く買い取って、高値で再販するというのが、買取額に関する一般的な考え方なのです。

では、どうして査定当日に売却すると高値で売れることがあるのかというと、それには次のような理由があります。

たとえば、人気車やコアなファンが多い車のように、再販時に高く売れることが分かっている車の場合、買取業者はできるだけ早く買い取りたいと考えているものです。そのようなときに、最初から買取金額が高くなることがあります。

また、査定当日に売却をすると、買取業者は査定金額を提示する際に相場の変動によるリスクを考えずに済みます。その分、買取金額を高く設定することができるという側面もあるのです。

以上のことから、個々の車の状況によっては、査定日当日に売却した方が高く売れることはあるといえます。ただし、すべてのケースが当てはまるわけではありません。

大切なことは、愛車の相場を知った上で焦らずに売却先を決めることです。そもそも、査定時に基準としている査定価格は、買取業者ごとで違いがあります。

【関連】中古車の査定額の決まり方・基準価格の算出方法について

「高値で買い取る」と言われたとしても、別の買取業者に査定を依頼したところ、より高い査定額が提示されることは多々あるものです。

査定当日に売却すると、買取金額が高くなるケースがあることは事実だったとしても、安易に「査定日当日に売却する」とは決めず、必ず複数の買取業者に査定を依頼し、査定額を競合させるようにしましょう。

買取査定価格と下取り査定価格では有効期間に違いはある?

車を売却する方法は、大きく分けると2つあります。ひとつは、買取業者に売却する方法。もうひとつは、ディーラーの下取りによって売却する方法です。

【参考】今さら聞けない車の下取りとは?「下取り」と「買取り」は何が違う?

それぞれの査定額には有効期限が設定されていますが、両者を比較した場合、ディーラーの下取りの方が有効期限は長く設定されています。

なぜ、ディーラーの下取りは有効期限が長いのでしょうか。主な理由は3つありますので、それぞれ詳しく見ていくことにしましょう。

ディーラーの目的は新車を販売することだから

ディーラーの下取りは、新車販売を促すために施策のひとつとされています。つまり、新車の販売がメインですので、下取りにはそれほど力を入れていません。

また、新車の割引が難しいときに、下取り額をアップして値引き額を上げるなど、値引き調整の際に下取りが使われることも多々あります。

つまり、有効期限を長めに設定したとしても、最終的に新車が売れるのであれば問題ないと考えているのです。

【関連】車の下取りの有無と新車の値引き額の関係

新車が納車されるまで下取り車が使えるケースが多いから

もうひとつ触れておきたいのは、新車が納車されるまで、下取り車を使っても問題ないケースが多いことです。

人気車の場合、半年以上待たなければならないこともあります。その間、中古車の相場は変動していますが、だからといって下取り額を相場に合わせて下げてしまうと、新車の購入金額も変わってしまいます。

なぜなら、下取り額は新車購入時の頭金とされて、その分、新車を安く購入できる仕組みとなっているからです。

つまり、下取り額を下げると信頼関係が失われて、「それなら新車も購入しない」となりかねません。そのため、ディーラーの下取り額の有効期限は、長めに設定されているケースがほとんどなのです。

ちなみに、新車が納車されるまでに半年前後、もしくは半年以上かかる場合、ディーラーによっては再査定となることもあります。下取り額に大きな変動がある場合、契約内容が変わってくる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

納車までの期間を含めて査定額を提示しているから

車が納車されるまでの期間は、車種によって様々です。人気が高い車の場合、数カ月先に納車されることも珍しくありません。そのため、下取り額を提示する際は、中古車相場の価値が下がることを踏まえた上で、査定額を計算しています。

つまり、車の査定日から納車までが査定額の有効期間となっているケースが多く、その間の相場の変動も考慮して低めの金額が提示されているのです。

先に触れたとおり、あまりにも納車までに時間が掛かった場合は、再査定となることもありますが、その点に関しては事前に担当者に確認しておくようにしましょう。

以上のことから、ディーラーで査定を受けてから車を引き渡すまでの期間、もしくは新車代金の支払いまでの間に中古車の相場が変動したとしても、その間は査定額の有効期限内となって査定額が下がることはほぼありません。

とはいえ、近年、ディーラーも買取業者と同じように、買い取った車をできるだけ高く再販することに注力するケースが増えてきました。

そうなると、下取り額の有効期限が短くなる可能性はありますが、まだしばらくは長めの有効期限が設定されることになりそうです。

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